株式会社million 代表取締役 清水 貴之
「イメージをカタチに、ワクワクをビジネスに」食に関わるさまざまな可能性やイメージを共に考え、行動を通じて形にする。株式会社million。
- Topics
洗い場までやる?!実務的コンサルティング
コロナ禍における変化
ハイブリット雇用とは
今後のビジョン・想い
洗い場までやる?!実務的コンサルティング
— 事業内容を教えてください —
弊社は主に飲食店様向けのコンサルティングを行っております。
その他には、自社での店舗の運営、ゴーストキッチンという形でデリバリー専門のキッチンの運営とそれに伴う商品開発のラボ、食に関わること全般的な業務をメインにしています。
特徴的で少し他と異なる違いとしては、コンサルティングと言えどあまりコンサルティングという枠にハマっていないところですね。
コンサルティングといえば、専門家のアドバイスでの資料提供が主な仕事だと思いますが、我々はどちらかというと、飲食でお店を開けたいう話があれば一緒に物件を探したり商品の開発や人材の採用、面接などしたり、お店の営業に入って洗い場までやる実務的な泥臭いところを一緒にやっていく実務性の高さがあります。
コンセプト的にはコンサルティング専門家とお客様と社員とその間を我々は進んでいるというイメージですね。
コロナ禍で加速『ゴーストキッチン』
—コロナ禍において変化はありましたか?—
自分たちも食に関する新しいことは常にアンテナを張っているなかで、2〜3年前ぐらい前から案件の1つとしてニューヨークから来たゴーストキッチン、ゴーストレストランというものを進めています。
3年ぐらい前からスタートしていて、Ubereatsさんもその辺りから徐々に展開を開始していた頃だったんですが、コロナで一気に加速度化して市場が増えてきています。
ですが、今のコロナ禍のような状況になるだろうと予測してお客さんとも進めていたので早い段階から、ゴーストキッチンをやってきたノウハウや経験を活かすことが出来ました。
実際、2020年3月は居酒屋の店舗営業が非常に苦しかったんですが、ゴーストキッチンが売上4倍くらいになっていて、お客さんのところも同じように10倍以上に跳ね上がっていました。
そちらの方に上手くシフト出来たこと、そしてその流れでゴーストキッチンの案件・コンサルティング依頼が増えたことは、ある意味で転換期であると考えています。
案件の集中度としては元々海外などの店舗出店が多かったんですが、今はゴーストキッチン、あとはEC、オンライン、それらの商品開発が増え、完全に逆転していますね。
ハイブリット雇用とは
—雇用形態についてお話しいただければと思います—
雇用形態は少し変わっているとよく言われます。
基本的には、入社から半年以内で個人事業もしくは自分の会社を作っていただき、「一般的な雇用」プラス「経営者」がうちのスタイルですね。
勝手にハイブリッド雇用みたいな形で呼んでいますが、平たく言えば副業の支援、副業推進ってところでしょうか。
海外に長くいた経験から、海外の雇用形態は1つの会社に従事していくというよりは自分のプライオリティ、自分のポテンシャルをどんどん上げていくという形なので、転職をいっぱいしている人の方が凄いという、日本と逆の考えがあります。
僕自身も海外に長くいた経験があり、日本に戻ってきた時に、うちに入って欲しいけどうちだけで過ごすっていうレベルの低さはやめてほしいという思いがあったんです。
もちろん転職してほしいとは思わないですが、一緒にレベルを上げていって欲しいので、アンテナを張るとか、広い知識知見で視野を高め広めるためにも、今までの一般的な雇用ではなく、いつでも副業でききて、自分が自分の会社を持って違う事業をしながら、うちの仕事もやるというスタイルの方が成長度は高いんじゃないかなと思います。
このような考えからハイブリッド雇用というやり方を推進しています。
今後のビジョンを教えてください
株式会社millionという名前ですが、ミリオンセールなどの言葉があったり、広がったり成功したみたいなイメージも持ち合わせているので、そこに紐づいたことにはなりますね。
元々飲食の事業経験があるので、飲食コンサルティングという形でメインとしてスタートし、大元の考えとしては百万のビジネスを創造するということが僕らのミッションです。
企業のテーマとしても「イメージをカタチに、ワクワクをビジネスに」というのがテーマです。
いろんな事業、いろんなワクワクをビジネスにして、みんなが日々生きる中でお金を稼がなきゃいけない、でもただ稼ぐ事が目的ではなく楽しみながら稼ぐことに繋がることをしていくというのが大きなビジョンですね。
「どうせやるならワクワクすることをしたい」この言葉を掲げ突き進む姿が印象的であった。その考え・行動には清水社長の今までの経験に裏付けされたものが多くあると感じた。働かれている従業員の方の笑顔も印象的だった。